正月を駆け抜けて。
帰りの新幹線です。
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京都帰省から駆け足で始まった2020年、まだまだスタートを切ったばかりとはいえど、遊び呆けているうちにもう丸二日もすぎてしまったんですね。ていうか今「365日もあったのに」と書こうとしてふと気づきましたが、今年、閏年か。
もう二日も経った/まだ二日しか経ってない、の切り分けは難しいところですが、今年はやる気に満ちたスタートだったせいか「え!もう二日も経っちゃったの?あれもこれもやりたいのにまだ何も手がついてないよ!」という気分です。
これが続くとオーバーヒートを起こして故障するのでセーブをかけていきたい一方、やりたいことがたくさんあるのは本当に本当なんだよなあ。
冷静に考えたら正月の三が日くらいは寝てすごしたってかまわないわけなんですが。
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さて文芸部。
年末から試験的に隔月のお題提出となっていますが、年末ばたばたしててお題の管理を忘れたので昨日勝手に決めました。今月のお題は「はじまり」です。
これをお題にして小説を書き、二月末までに提出します。ところで、小説を書くうえで一番難しいのってやっぱり「完成させること」と言われてるみたいですね。
木乃式文芸部に集まった人たちの中にも、「手はつけたが完成させられなかった」という理由で作品を未提出にする人が多いです。これは別に悪口ではなく、たぶん創作ってそういうものです。難しいんですよ。話を終わらせるのって。ほんとに。
だから、完成させられないこと自体はぜんぜんおかしなことじゃないです。普通だと思います。別にすごかないしえらかないけど、普通です。普通の人って小説書かないと思うので。
で。ちょっと以下厳しめのことを言うので嫌な方は今日はここで帰ってください。
帰ったかな?
じゃあ言いますね。
普通の人は小説を書かないので、一ヶ月に一本書けなくてもしょうがないです。でも、あなたは(少なくともうちの部員は)、「普通の人」じゃなくて「小説が書きたい人」ですよね?
忙しかったとか、時間がなかったとか、まあ本当にそういう場合もありますが、しかし木乃式文芸部には字数制限がありません。実際に数百文字以下でコンスタントに提出している部員もいます。
いや、200文字でいいんですよ。ツイートふたつぶんですよ。そう言ってます。部員全員に伝えてます。ツイートふたつぶんの文章を考えるのに一ヶ月もかかりますか?一ヶ月に2ツイートもできないほど忙しい人はちょっと生活環境を見直したほうがいいと思います。ライフワークバランスってありますし。
じゃ、なんで忙しくて時間なくて小説が完成させられないのか。たぶん原因はひとつです。
ハードル高くしすぎ。
小説ってものを難しく考え過ぎなんですよ。あと、自分の未熟さを認められてない。「小説」というものを、なんだかすばらしく完成度の高くてよくできた素敵なものだと思っている。そして、そんなすばらしいものを、自分も今すぐ生み出せると思っている。
だから書きあがんないんです。あのね、それ、いきなりは無理だから。そんなこと言ってたら誰でも神絵師になれるじゃん。誰でもは神絵師になれないということは、文章にも同じことが言えます。
いいものを創ろうとか、人に見せるんだからちゃんとしなきゃとか、そういうことをごちゃごちゃ考えて未完成のファイルをたくさんほったらかすぐらいなら、まずは一本適当に書いてみろってんですよ。書いてから言え。いいとか、悪いとかは。
暇なときにアイデアをスマホのメモ帳とかにストックしておいて、休みの日に「よし!」って集中すれば一時間で一本書けます。書けるんですよ、小説なんか。
だのに出さないっていうことは、難しく考えすぎてるか、そこまで小説に興味がないかのどっちかね。「TRPGやりたい」って言うくせにルルブ買わない、みたいな。あれです。
あ、うちの部員に関しては、九割九分難しく考えすぎてる方です。自分から手を挙げた連中なので間違っても舐めてるわけじゃない。真面目すぎるくらい。ここ読んでるお前!お前だよ!肩の力抜いて!
この記事書いてたら企画一個思いついた。あとで煮詰めよう。
とにかくそういうことなんで、もしマジでこんなところまで律儀に読んでる文芸部員がいたならば。
締切、二月末ですからね。
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