投稿

木乃鯖が木乃鯖ではなくなったという話

明確なきっかけはあったけど、御存知の通りきっかけというのは概ねの場合においてきっかけでしかなく、つまり、そのきっかけによって爆発しうる鬱憤が積み重なっていたということにほかならない。 巷ではソーシャルゲームが人気ですね。 それは別によろしい。僕は肌に合わないので触らないけど、みんなが楽しく遊べるんだったらそれが俺の好みじゃないことは別にどうだっていい。 で、木乃鯖っていうのがありますね。 この記事は木乃鯖に貼るので木乃鯖を知っている人しか見ないと思うんですけど、正式名称を「木乃と遊ぶ鯖」と言います。 だけど、実はずいぶん前から、気になっていることがあった。気になっているっていうか、けっこう嫌だな、と思っていることがあった。 ソーシャルゲーム(この場合、キャラクターを集めることを主眼としたブラウザゲームも含みます)の話題が出ると、その話題がわかる人たちだけで盛り上がって、俺が置いてけぼりを喰う。 こちらの体感としては、完全に無視されている、というのが近い。通話に参加しているにも関わらず、いっさい話題を振られることなく、そのゲームの内容がわかる人たちだけで盛り上がる。俺はもちろん全然なんの話かわからないので地蔵のように黙る。楽しいわけがない。 楽しいわけがないけど、「楽しくないからその話やめて」って言って割って入るのは、今楽しく話している人たちの邪魔になるなあ、と思うので、そういう場合は寝るとか疲れたとか理由をつけて通話を落ちることにしていた。 「木乃と遊ぶ鯖」なのに。 それがもうずっと、特に深夜帯、何度もあった。何度も何度も何度もあった。でも、それでみんなが楽しいのであれば、まあ俺のことはどうでもいいかな、と思って、黙って聞き流すとか、通話を落ちるとか、そういう風にやりすごしていた。 「木乃と遊ぶ鯖」なのに、だ。 誰も気づかない。ソーシャルゲームの話題になると、俺を完全に無視する状態が当たり前のように発生する。誰も違和感を覚えないらしい。すごくね?その根性がほしい。 いや、それならソーシャルゲーム用のDiscordサーバーを建てるとか、せめて木乃鯖の中にそういうチャンネルを作るよう俺に言うとか、そういうことができたんじゃないですかね。それをせず、ただ会話から俺を締め出して、その場でその話がわかる人たちだけで会話を楽しむ。

木乃式現国

現時点で3名ほど解答者がいるので解答を載せておきます。 正答率かなり高いので自分の解答覚えてない人は満点だと思うといいと思います。 記名率が低かったのはちょっと笑いました。 問題は こちら から *** 問1 (A)① (B)③ (C)② (D)③ 解説:逆になんで漢字問題を入れたのか案件なんですけど、最初に漢字問題があったほうがなんとなくテストっぽいかなと思ったからですね。 あんまり間違う問題でもないですが、現時点で一件だけ誤答がありました。こっそり変換して確かめたりせずに己の直感だけで解いたということで、非常に好印象です。罰則と伐採は全然違う字なので確かめておいてね。 問2 ⅰ② ⅱ① 解説:冒頭に書いてある修辞技法が全部違うので、そこだけ合わせれば後ろは一切読まなくても解けるサービス問題ですね。難易度上げようと思ったら2:2とか3:1とかにするのがいいんだと思います。 これも現時点で一件、誤答があります。なんでかなあと思ったんですけど反復と反語って確かに字面は似てるので、言葉そのものを知らなかったらここで迷うのもありそうな気がします。 反復は繰り返すこと。反語は明白な事実を疑問形にすることで強調する手法なので、「いったい、僕が探偵じゃないとでも?」みたいなことが書いてあったら反語になります。 問3 ア④ イ② 解説:さすがに正答率100%でした。こういう読解問題に出るめちゃめちゃ適当な選択肢が好きなので作ったようなものなんですが、もうちょっと寄せれば誤答も出るんですかね。悪問を誘発しそうで塩梅が難しいですね。 あとテストでもないのにこういうの自発的に答えてくれる人ってけっこう国語に自信ある人だと思うので、そういう意味でも難易度は高めでよかったかもしれない。 *** 以上、解説でした。 自分の解答を覚えている人は1問10点の80点満点で採点しておいてください。問題作るのも100%の円グラフ見るのも楽しかったです。またなんか思いついたらやると思うので暇な人は付き合ってください。ありがとうございました。

妖精と亡霊

ほんとは芥川パロでフォロワーを食べる話でもしようと思ってたんですけど今日楽しかった新鮮な話をしたほうがいいと思うのでこっちにします。 *** 大学生の頃、比較文学文化学という遊びをやっていた。その遊びのなかで、「グリム童話における小人と悪魔の違いはなにか?」と訊かれたことがある。俺が「この存在は小人よりも悪魔に近い」みたいなことを口走ったせいで、まあなんとか答えたような気がする。取引の種類が違う的なことを言ったのかな。 今日、それとはまったく別の文脈で、マホイップとポットデスの話をした。マホイップはフェアリータイプ、ポットデスはゴーストタイプのポケモンなので、それぞれ現実に反映すると妖精と亡霊ということになる。現実に反映すると現実からいなくなってしまうのはなんだか変だけど。 まあなんか、ごっこ遊びですよね。ポケモンと一緒に暮らしてたらどんなツイートするか、みたいな妄想遊び。これは主観だけど、みんなはもう少し存在感のある存在と同居していた感覚がある。犬とか産廃とか。いや、比較対象が犬と産廃なのもどうかと思う。でも少なくとも犬や産廃は現実に存在する。 妖精と亡霊。 あんまり意識してなかったけど、こうやって並べるとイギリスみがすごい。ガラル新規ポケモンは伊達じゃないな。いや、フェアリータイプとゴーストタイプ自体はもっと前からあったとはいえ。 こいつらのことを考えて、こいつらと一緒にいる自分のことを考えていると、まず「あ、意思疎通できないな」と思った。ここが思考のおもしろいところで、そう思ってから、「そりゃそうだ、妖精と亡霊だもんな」と思った。 まあ、マホイップはいい。かわいいし。たぶんそんなに害もないし、人が得するはたらきかけをしてくれるのも妖精っぽい。イギリスの妖精についてそんなに詳しいわけじゃないけど、向こうのタブーを踏まない限りはこっちに加担してくれるってイメージがある。庭に置いてある髭ドワーフの置物とか。 大事なのは向こうのタブーを踏まないってところで、一度やらかしたらたぶんどんなに謝っても許してもらえない。即刻切られて、最悪報復を受ける。おとぎ話っていうのはそういう風にできている。そのへんを加味すると、まあ有害ではないけど、やっぱり意思疎通はできてないように思う。 問題はポットデスだ。だってもう名前にDEATHってついてる。

一時間で小説を書く

今日の面白かったところの話をします。 *** 「一時間で小説を書く」会をやってきました。集まったにんげんで一時間集中して一本小説を書くという遊びです。今回は504字詰の紙に2ページまでという制限つきで遊びました。 時間を多めにとって、来てくれたおふたりのお話も伺いました。「小説とはなにか」とか「上手い小説とはなにか」とか、まあ普段あんまり話さないこともいろいろ話せたので面白かった。こういうの、十人に訊いたら十人とも別のこと言うと思うので、千人ぐらいに訊いてみたいやつですね。 そのなかでも興味深かったのがこれです。 Q.人生で一度も小説を書いたことがない友人が、「小説を書いてみたいんだけど、まずなにをしたらいいと思う?」と聞いてきた。なんて答える? これ読んでくれてる人もちょっと考えてみてください。なんて言います?俺はそういうの大好きだからたぶんノリノリでサポートしてしまうと思います。だいたい引かれます。悲しいね。 ちなみに今日のおふたりは「書きたいと思えるテーマを考える」、「今まで読んだなかで面白かった本を思い返し、構成を再現する」と回答していました。この質問に正解があるわけではないんですが、どっちもいい感じの答えに思えます。友人もきっと笑顔で「やってみる」と言ってくれるのではないでしょうか。 質問をこう変えてみましょう。 Q.人生で一度も絵を描いたことがない友人が、「イラストを描いてみたいんだけど、まずなにをしたらいいと思う?」と聞いてきた。なんて答える? おふたりとも、割と即答で「とにかく描く」「まずは練習」と回答していました。そりゃそうですよね。わかるわかる。 俺は小説も同じだと思っています。 しかし、統計取ったわけじゃないので予想ですが、小説を書きたいって思ったときにまず「練習で100本書く」とか思う人ってけっこう少ないんじゃないでしょうか。「いきなり100ページの長編漫画を描く」だと無理だってわかりそうなもんなのに、「いきなり10万文字の長編小説を書く」だとチャレンジしてる人もいそうです。 とりあえず1000字からはじめましょう。「話を完結させること」が小説のなかで一番むずかしいと思うんですが、1000字で完結する話を書くと、10000字書けば10回終わりの部分を練習できます。10000字で完結する話だと

さむくないですか

ぼくはさむいとおもいます。 *** 今日はほうじ茶ラテです! わりとくせのあるお茶が好きで、紅茶だと祁門とかプリンス・オブ・ウェールズとかのミルクを好むんですが、台湾茶とか烏龍茶とかジャスミン茶とか、半生のやつをミルクにするのもかなり好き。最近はタピオカドリンクのおかげでミルクティーが市民権を得ていてうれしいです。 ペットボトルの紅茶もだいぶ紅茶らしいのが増えてきて、無糖のストレートが増えたのめっちゃいい傾向ですよね。そうだよ、そういうのを紅茶って呼ぶんだよ。ミルクティーも悪くない。どこのか忘れたけど、ほうじ茶ラテもジャスミン茶ラテも売ってますよね。おいしかった。 無限にお茶の話できますね。 *** 通常運行に戻ってきました~と言ったそばから卓を入れまくっているので、たぶん卓をしないと死んでしまうんだと思います。毎週固定のSW2.0はもちろん、登山の予定とかが月内にあるのでわくわくです。 ここ見てる人はTwitterも見てると思うので今さら宣伝することでもありませんが、拙動画「はなまるぴっぴのよいこはだあれ?」を松じゃなくても遊べるように改良したうえでシナリオ化&配布をしようと思っています。 【募集】新クトゥルフ神話TRPGのPLを4名まで募集します。かなり癖の強いオリジナルシナリオを使用しますので、概要をよくお読みください。FF外の方も歓迎です。質問や参加希望はリプライにてお気軽に。 pic.twitter.com/zv78D1PBFm — 木乃セイ (@littlefuga) January 10, 2020 シナリオ名は「よい子さがし、わるい子さがし」。 動画知らない人をわざわざ探してきてまでテストプレイの予定も組んだので、もう後には引けません。なんで今さらこれをシナリオ化するつもりになったのかという話なんですが、一番大きいのはタイミングなんですよね。 ぶっちゃけ日本だと知らない人のほうが多いと思いますが、クトゥルフ神話TRPGには「 ミスカトニック・リポジトリ 」という公式が用意してくれているシナリオ販売の場があります。というか、基本的にはそこ以外でのシナリオ配布・販売は禁止されています。無料もだめです。 で、このミスカトニック・リポジトリを利用する場合、その国での最新版ルールブックに従わないといけないん

通常運行のきざし

ようやく見えてきました。 *** 紅茶を淹れて、ミルクと砂糖とおやつを用意したうえでこれを書いています。今日のはアッサムCTCです。CTCというのはCrush(潰す) Tear(引き裂く) Curl(丸める)の略だそうで、要するに茶葉を粉砕して圧縮したもの。茶葉を細かくすることで抽出を早め、短時間でミルクに合う濃いめのお茶を淹れることができます。 おやつは塩分があるものが好きなんですが、パサパサした食感はあまり好きではない。焼き菓子ならブラウニーとか、しっとり甘いものがよいですね。最近は開き直ってチーズとかオリーブなんかをつまみながら紅茶を飲んでいます。意外と相性は悪くないと思っていますが、自分の舌を信用していないので他人におすすめできるかは微妙です。今日はカルディで3割引になってた生ハムを買ってきました。おいしい。 *** さて、ちゃんと病院に行ったのでお薬がもらえました。今日からようやく本当の通常運行です。よかったあ。寝られないということは起きられないということと表裏一体でもあり、今日は12時に閉まる病院で11時55分に受付を済ませるという有様。再開が15時半なのでがんばって午前中に滑り込むようにしていますが、いつかやらかして締め出される気がしています。 病院に行ってえらいのでドトールでえびとアボカドのミラノサンドを平らげて、手芸店などをうろうろしたのちに帰宅しました。いつ見てもセールやってる老舗の手芸店、見ないうちにPayPay対応していてさすがにちょっと笑いました。たくましいな。 いろいろなことを考えていたんですが、眠くなってきちゃったので今日はここまで。

あれこれ考えながら飯食ってたら

なに書こうとしてたかすっかり忘れてしまった。 *** 年末から今日にかけて、いつになく忙しない予定をこなしていた。 遊びに行った日とかも除くと、丸一日ゆっくり家で過ごす日というのは今年に入って実に二日目だ。もっと言うと、前回はあかまさんが家にいたから、一日ひとりで過ごすのはなんと今日が今年に入って初ということになる。もう11日も経ってるのに。 いいとか悪いとかではなく、一般的な成人と比べてどうとかでもなく、俺にとってはこれがけっこう大変だった。病院にも行きそこなってしまったせいで睡眠薬も切れた。ので、実はあんまり眠れていない。でも今日外出すると確実にMPが削れて明日死ぬので今日はもう家にいることにして、明日は用事があるから、明後日病院に行こうと思っている。 というようなスケジュールのハンドリングが、めちゃめちゃに苦手なのだ。だからぶっちゃけ予定があるだけでストレスだ。時間が決まっていたりすると最悪だ。そのへんはまあ、苦手なのはもうわかりきってるから、どうにかやっていくしかないわけだけども。 *** なんてことを言っていたら、だんだん何を書こうとしていたか思い出して来たような気がする。そうだ。紅茶を淹れたことを書こうとしていた。紅茶を淹れたこと、それがアールグレイであること、ミルクティーにして飲む予定であること。 あと、ここにロータスのビスコフが2つだけあって、袋の裏には「EVERY COFFEE NEEDS A LOTUS」なんて強気なことが書いてあるけれど、紅茶だってビスコフを欲しているかもしれない、みたいなよくわからないことも付け加えようとしていたような気がする。 ここまで読んで、今日の木乃さんの文章、なんかおかしい、読みづらいな、と感じた人は、それは親父のせいなのでちょっと今日は許してほしい。たぶん明日には直っていると思う。 *** 影響を受けやすい性格だ。本とか読むと、それからしばらく思考がすべてその地の文調に変わってしまう。笑っちゃうけど本当だ。言語で思考するタイプなので。 以前、父が書いた小説を受け取った。読了していない。思い返すとこれが去年の正月のことで、どうも丸一年寝かせていたことになるらしい。ということを昨日、何かのきっかけで思い出したので久しぶりに引っ張り出してきて読んでみた。読み終えることはできなか